城下町の損益

古くからの城下町である私の街は、観光に訪れる人が非常に多い割に、宿泊していく人が非常に少ないのが残念です。なぜかというと、お城の周辺には、すでに昔から商売を続けている老舗が立ち並び、隙間がないほどで、お城の傍には宿泊施設がほとんどないからです。ビジネスホテルなどは少し距離を歩けば多少はありますが、京都のようにあちこちにお洒落な和風の旅館があるわけではありません。やはり、日本のお城というからには、外国人観光客も、「和風の旅館に宿泊したい」と考えているので、結局、観光客は再び電車に乗って、宿泊のためにお洒落な和風旅館を求めて、別の大きな都市へ流れてしまいます。この経済効果の損失は、私の街にとって非常に大きなものらしく、市は立ち退きを老舗にお願いして回りましたが、なにせお城周辺は。大切な一等地。お土産物売り場などを古くから経営している方が、首を縦に振るわけがありません。 その前に、お城周辺には温泉も湧いておらず、旅館を作ろうにも難しい土地ではあります。旅館を建てるには、かなりの広さが必要ですが、ところ狭しと建てられた老舗の隙間に、宿泊施設を建てる余裕はないのです。商店街もかなりシャッターが閉じた状態。人通りも少ないので、旅館を建てるには大通り沿いしかありません。ここに私の街の大きな問題があります。いまだに話し合いが続けられていますが、埒があかないようです。 結局、駅の補修と、老舗の修繕、道路の整備などによって、集客を見込む方向に落ち着いたようですが、宿泊旅館があったなら、もっと栄えるはずの城下町。惜しいところです。

私のブックマーク

Copyright (C) 2010 私の町の商店街ついてのサイト. All Rights Reserved.